税金を納めないと、車など、あなたの大切な財産を差し押さえられてしまいますよ。
車を差し押さえる場合、まずは、滞納者が車を隠してしまわないようにタイヤにロックをかけてしまいます。
今回は、税金を払わずにタイヤロックをかけられてしまった人の体験談を紹介します。
自動車税を払わないとタイヤに鍵をかけられ、車をつかえないようにされます

自動車税を滞納したまま放置していたら、車にタイヤロックをかけられました。
通勤で使う車なのにタイヤロックなんてされたら、仕事になりません!
私が怒って役所に「嫌がらせはやめろ!」と電話したところ、こんな返事が。
「タイヤロックは嫌がらせや脅しではなく、あなたの車を押収して売却するための準備です。車を隠されたりしたら押収できませんから、やむを得ない対応です。もし今ご自宅にいるのであれば、車のカギを引き取りに伺います。もしカギの引き渡しを拒否した場合、懲役あるいは罰金を科されます」
あまりに事務的な電話だったのが余計に腹が立ち、「やれるもんならやってみろ!」と言って電話を切りました。
その後すぐ、役所の連中が来て、カギの引き渡しを求めてきました。
当然、私は拒否しました。カギを渡したら、車は持っていかれるのは目に見えているし、そのまま売却されてしまうんでしょうから。
すると後ろから警察の姿が。
「法律より罰されることになりますが、よろしいですか」と。
さすがに警察が出てくると、こっちも怖気づきました。
あまりよくは見れませんでしたが、どう考えてもコスプレなどではなかったように思います。
役所の連中から、また一言。
「カギを引き渡さないと、レッカーを使って車を押収します。レッカー費用もあなたが負担することになりますし、カギを新たに作成するための費用もあなたに払ってもらうことになります」
やり取りにばかばかしくなりました。
なんで自動車税を払っていないというだけでここまでされなきゃいけないんだ、と。
役人を家の前で待たせて、その場で自動車税を現金で払いました。
延滞金もムダに1万円近く払わされました。
税金を払わないだけでこんな目にあうなんて納得できません。
タイヤをロックされる前に自動車税は全額納税しよう
自動車税を払わないと、自動車を引き上げて、公売されることがあります。
公売するためには自動車を役所にもっていく必要があるので、その前段階として、車を隠されないようにタイヤをロックしてしまうのです。
(画像参照元:狛江市 市民生活部 納税課)
タイヤロックを破壊した場合、器物損壊罪として刑罰の対象となりますし、カギや車の引き渡しを拒否したり、暴力をふるった場合も法律によって罰されます。
ちなみに、最近ではタイヤではなくドアロックや、ミラーロックという手法もあるようです
。
いずれにせよ、勝手にロックを破壊すると器物損壊罪に問われるので、役所の人にロックを解除してもらわないといけません。
また、鍵の引き渡しを拒否した場合、地方税法によって1年以下の懲役か50万円以下の罰金に処されます。
当然ですが、罰金は自動車税とはまた別に払うことになりますから、拒否するのは得策ではありません。
もし万が一鍵の引き渡しを拒否しても、役所側があきらめるということはあり得ません。
とりあえず自動車はレッカーなどを依頼して役所まで運んで、合鍵の業者に鍵を作ってもらうことになります。
そういった費用も、すべて滞納者自身が負担することになります。
当たり前ですが、自動車税なんかよりもはるかに高い費用を払わされることになります。
税金さえ払えばタイヤを鍵でロックされることはあり得ません。税金はさっさと支払いましょう!
どうしても自動車税を払うお金がない時は・・・
税金を払わないとあなたの大切な財産を持っていかれてしまいます。
差し押さえされたときに気づかなくとも、後悔する日がいつ来るかはわかりません。
差押えを受けてあなたの信用情報が汚れる前に、キャッシングでお金を借りてでも税金を払ってしまうことをおすすめします。
差押えされたことがあると、ローンの審査などで非常に不利になってしまいますよ。
コメント