自動車税を支払わないと、いろいろな財産を差し押さえられてしまいます。
たとえその財産が身に覚えがなかったとしても、あなたの名義の財産であれば、差押えの対象です。
Aさんは、自動車を2台所有していました。
それにもかかわらず、自動車税を払いませんでした。
その結果、身に覚えのない生命保険を差し押さえられました・・・。
身に覚えのない生命保険の差押え通知が届いたけど・・・

正直、私の中で税金は優先順位が低く、「そのうち払えばいいか」という感覚でした。
何度も督促状や差し押さえ予告などが届きましたが、放置していました。
財産を差し押さえされると言われても、貯金もないし、給料も少ないし、差し押さえできる財産なんてないだろうと思ってました。
正直、ナメてましたね。
でも、あるとき、差し押さえの通知が自宅に届きました。
生命保険を解約して、返戻金を差し押さえます、という通知でした。
実は、私にはその生命保険っていうのはまったく身に覚えがなかったんです。
私は生命保険には加入していないから、差し押さえは何かの手違いか、ただの脅しだろうと無視していました。
差し押さえの文書のことも忘れていたある日、私の親が病気で亡くなってしまいました。
本当に悲しかったし、いろいろ葬儀とかの手続きも大変でした。
お金も膨大にかかってしまいました。
でも、きっと死亡保険が下りて、私にお金が多少入ってくると思っていたんです。
親が保険に入っていることは知っていましたから。
でも、保険屋に連絡して、気づいたんです。
差し押さえで解約された保険というのは、親が私のことを思ってかけてくれていた死亡保険のことだったんです。
実際に保険のお金を払っていたのは親でしたが、保険の契約者は私になっていました。
本来であれば1,500万円もの死亡保険が振り込まれるはずだったのに、ほんの数万円の自動車税を納めなかったために、保険を解約されてしまったんです。
当然、死亡保険のお金は1円も振り込まれませんでした。
本当に自分の愚かさを呪いました。
それと同時に、税金を滞納するということがどういうことかを実感しましたね。いまさら、遅いですけどね・・・。
財産を差し押さえられてから後悔しても遅い!納税はお早めに・・・
身に覚えがない財産を差し押さえられたからといって、本当にあなたに無関係な財産は絶対に差し押さえられません。
その差し押さえられた財産というのは、あなたの家族が、あなたのために残してくれた財産かもしれません。
差し押さえられた時は実感がなくても、あとあと本当に後悔するときが必ず来ます。
税金はなによりも最優先で払わないといけないということを、肝に銘じておきましょう。
どうしても自動車税を払うお金がない時は・・・
税金を払わないとあなたの財産が差し押さえられてしまいます。
差押えを受けてあなたの大切なものを失ったり、信用情報が汚れる前に、キャッシングでお金を借りてでも税金を払ってしまうことをおすすめします。
差押えされたことがあると、ローンの審査などで非常に不利になってしまうこともあります。
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