車にしばらく乗る予定がないので、自動車税を払いたくない！

せっかく買った愛車だけど、どうしても長期間使えないタイミングってあると思います。

海外に出張や留学するため、しばらく日本に帰ってこれなかったり・・・。

地方から都市部に転勤になってしまい、車を置いておく場所が無かったり・・・。

病気やケガなどで運転できないということも考えられます。

「まったく使わない自動車の税金なんて、払いたくない！」と思いますよね。
使わない車の自動車税を払わずに済む方法はあるのでしょうか？

自動車を一時抹消登録してしまえば自動車税は課税されません

自動車税は、ナンバーがついている、車両登録されている車に課税されています。

なので、車両の登録さえなくなってしまえば、車を手放さなくても自動車税は止めることができるんです！

車両の登録を一時的に消す手続きを「一時抹消登録」といいます。

一時抹消登録は、お住まいの地域の運輸支局で行うことができます。

車屋さんに代行してやってもらうと楽ですが、一応自力で手続きを申請することも可能です。
その際に必要となるものは、以下の７つです。

自動車ローンを組まずに購入した場合であれば、自動車の所有者はあなたの名前になっているはずです。
その場合はわざわざ委任状が必要なくなるし、印鑑証明書もローン会社からもらう必要がないので楽です。

ローンを組んでいる場合、車検証上の所有者名はローン会社になっていると思われます。
その場合は、少し書類をそろえるのが面倒かもしれません。

特に、残債（未払いのローン）が残っているという場合はローン会社が書類の提出を拒む場合も。
よくローン会社と相談してみる必要があります。
自力で一時抹消登録をすれば、必要な費用は印鑑証明書の証明代金と一時抹消手数料だけなので、1000円もかかりません。

車屋さんなどに代行してもらうと、代行手数料がかかるので、トータルで１万円弱くらいはかかる場合も・・・。

費用対効果を考えて一時抹消登録を検討して！

「自動車税がかからなくなるなんてすばらしい！」と思った方は、ちょっと待って！
一時抹消登録をすることによるデメリットもちゃんと覚えておいてもらわないといけません。

デメリット１　車検有効期間がリセットされる

どれだけ車検有効期間が残っていたとしても、一時抹消登録をすると車検はリセットされます。
次の車検まで１年以上残っていたとしても、一時抹消登録してしまうと車検は切れてしまいます。

また車に乗りたくなったら再度車検を受け直す必要があるため、場合によっては、一時抹消したことでさらに費用がかさむことも。
留守にするのがそこまで長期でないのなら、一時抹消登録はしないほうがお得かも知れません。

デメリット２　再登録手続きが面倒くさい

一時抹消をした車を乗れる状態に戻すためには、再度運輸支局で手続きが必要になります。

この際、自動車の新規登録手続きと、新規検査（車検のようなもの）を受けなければいけません。
いったん登録を消した自動車は、一般的な車検よりもチェック項目が厳しい「新規検査」というものを受けることになります。

あまり古い車の場合だと、新規検査に合格できない場合も・・・。

車検上の検査は、運転のプロが代行していることが多く、自力で合格しようとするとなかなか難しいです。
しかも結構順番待ちの時間が長いため、あまり試験に苦労していると、後ろからあおられたりすることも・・・。

よほど運転の技術に自信があるのでなければ、自力で再登録手続きをするのは避けて、車屋さんにお願いした方がいいかも。

デメリット３　再登録費用が高い

再登録手続きには、毎回支払う車検費用と同じくらいの手数料がかかります。
さらに、車屋さんに代行してもらう場合、車検よりもきびしい検査を受ける必要があるため、車屋さんに払う代行手数料も少し高くなります。
代行手数料は車屋さんによって大きく異なりますから、複数社から見積もりを取ってみたほうがいいです。

再登録費用や手間を考えたら、自動車税を大人しく納めたほうがいい、という場合もけっこうあります。
費用対効果をよく検討したうえで一時抹消登録してくださいね！

長期間乗らない自動車は、売却も考えて

もちろん、もうしばらく乗る予定がない車なのであれば、売却してしまうことも検討してみるべきだと思います。
自動車は長期間乗らないでいると、バッテリーは使えなくなるし、エンジンも調子が悪くなります。
長期間乗っていなかった車の修理費と車検費で、安い自動車なら買えるくらいのお金がかかる場合もありますよ！

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