自分だけ納付書が届かないと、すごく心配ですよね。
ただ郵送が遅れていることもあれば、何らかの事情で送り先が分からなくなっている可能性もあります。
今回は、納税通知書が届かないときに考えられる原因を4つご紹介します。
自動車税の納付書が届かない理由とは?
1 郵便局の配達時期のズレ
たとえ近所の方や家族に自動車税の納税通知書が届いていたとしても、自分だけ届かないと不安になりますよね。
でも、配達を担当する郵便局の人によっては、届く日にズレが生じてしまうことがあるんです。
郵便局の人がひとりで配達をしているわけではなく、おなじ住所でも別の人が配達を担当することもあることが原因です。
ですから、他の人のところに郵便が届いた日から1~2日ほど遅れて届く、ということは結構よくあることなんです。
2 住所変更をしたのに役所に届出をしていない
引っ越しをしたりして、住民票を別の住所に移していた場合でも、税金を取り扱う部署にも連絡をしなければ、自動車税の納税通知書の送り先変更の手続きはしてもらえません。
住民票を取り扱うのは市区町村の役場、自動車税を取り扱うのは都道府県であり、情報はつながっていないんです。
この場合はもしかすると、もともと住んでいた住所に自動車税の紙が郵送されているかも知れません。
もしも元々住んでいた住所が実家だったりすると、そのまま実家に届けられて放置されている可能性もあります。
放置されたまま納期限が過ぎてしまったとしても、最悪の場合は財産の差し押さえをされてしまうことがあります。
差し押さえの体験談も参考にしてみてください。うっかり差押えなんてされたら大変な目にあいますよ。
参考:差押えの体験談一覧
納期限の5月末が迫ってきても納めるための紙が届かない場合、自動車税事務所に問い合わせをしてみたほうがいいかもしれません。
もともとの住所に送った結果、送り先不明で都道府県の役所に返送された場合、あなたの現住所を確認して、現住所に再送付という形を取ってもらうことになります。
当然ですが自動車税の納税通知書の到着は大幅に遅れます。
自治体によって時期は異なりますが、1ヶ月程度は到着が遅れてしまう場合が多いようです。
ただ、再送付になった場合、自動車税の納期限もうしろ倒しになるので、届いた時点で延滞金が発生していた、なんてことにはなりませんからご安心を。
しばらく待ってみても自動車税の納税通知書が届かない場合、役所であなたの住所を調査している可能性もあります。
住民票を変更している場合であれば調査もスムーズですが、住民票が変更されていない場合、近所の人や家族への聞き取り調査をすることになりますから、どうしても時間がかかります。
届くはずの時期から2週間程度待っても届かないようであれば、役所に連絡してあげてください。
3 郵便物の転送届が失効している
引っ越しをした際に郵便物の転送届を郵便局に提出した方は多いと思います。
この転送届、1年間で転送期間が満了してしまうんです。
転送届を提出して1年以上経過している場合、宛先不明で役所に返送されている可能性が高いです。
郵便局は、一度転送届を提出されると、たとえ元々の住所が実家で誰か住んでいたとしても、書類の名義人が住んでいないと判断して宛先不明の処理をしてしまうのです。
しかも、郵便局は役所が調査に来ても、転送届による転送先を教えません。
個人情報保護の取り扱いが厳しいんですね~
郵便物の転送届を出しているのに届かない場合、もう一度郵便局に転送届を出し直すといいかも知れません。
4 失効した郵便物転送届の、転送元が自動車税の送り先になっている
これが非常に厄介というか複雑というか・・・。
タイトルだけ見ても何を言っているのか分かりにくいと思いますので解説します。
前述したとおり、郵便物の転送届は一年間で失効してしまいます。
転送届が失効していると、郵便局は宛先不明で送り先に返送してしまうんです。
そして転送届というのは、もともとの住所にはもう戻らないという前提で郵便局は受理しているようです。
ですから、郵便物の転送届を提出したのにあなたが元々の住所に戻った場合、あなたが住んでいるとしても、郵便局は宛先不明扱いしてしまうんです。
この場合、自治体があなたの住所地にどんなに書類を郵送しても、郵便局がバリアしてしまうので届くことはありません。
そうなると、あなたが直接自治体の自動車税事務所に直接納税しに行くしか方法はありません。
4のケースに該当するのはかなりレアケースですが、そういう方は毎年発生します。
まとめると、4のケースは以下の条件がそろったときに起こります。
(2)あなたが、提出した転送届の転送元住所に住んでいる
(3)あなたの氏名が転送届と一致している(改姓していない)
もしも上の3つの条件がそろっていたとしても、郵便局の配達担当者によっては届くかも知れません。
担当者によって対応が異なるのは困りますね~
まとめ
いかがだったでしょうか?
もしもなかなか自動車税を納める紙が届かないと思ったら、今回紹介した4つの事例に該当している可能性がないか確認してみてください。
しばらく待ってみても自動車税が届かない場合、役所に連絡してあげるといいと思います。
ちなみに、車検切れの車の場合、そもそも納付書が発送されていない可能性もあります。
あなたの車の車検が切れていないか、確認してみましょう。

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