自動車に関係する税金って多いですよね。
自動車税もかかるし、自動車取得税もあるし、自動車重量税なんてのも・・・。
自動車取得税は自動車を買ったときに払う税金とイメージがわきやすいですよね。
では、自動車重量税ってどんな税金か知っていますか?
自動車税と自動車重量税は何が違うの?
自動車重量税はいつ納税する税金なの?
自動車重量税は、あなたも気づかないうちに納税しているんですよ。
自動車重量税ってなに?
自動車重量税はもともと、道路整備のために使うための税金だった
そもそも自動車重量税ってなんなの?というところからお伝えします。
自動車重量税は、道路の舗装など、道を整備するために使う「道路特定財源」のひとつでした。
重たい自動車ほど道路の劣化を早めるという考えから、重量に応じて税額が高くなる税金です。
自動車重量税が導入された昭和40年代は、自動車の普及が進み、道路の劣化も想定以上に激しくなっていたため、やむを得ず導入された税制でした。
ただ、平成21年に、道路特定財源だった自動車重量税は、道路整備以外にも使うことができる一般財源化されました。
技術力の進歩により、道路整備に以前ほどの税金を投入する必要がなくなったわけです。

じゃあ、道路を整備するために始まった税金の制度は撤廃すればいいんじゃないの?
たしかにそのとおり。
そのとおりなんですが、いまだに税金の制度はなくなることなく、今までどおりに徴収されています。
自動車重量税をはじめとして、自動車にかかっている税金については自動車関係の団体から見直しの要請が以前から出ています。
日本政府は税収が減るのがイヤなのか知りませんが、まったく見直す様子がないですけどね・・・。
自動車にかかる税金の見直しの要望について興味がある方は、JAFのサイトを読んでみてください。
http://www.jaf.or.jp/profile/report/youbou/jaf_tax/
自動車税と自動車重量税はなにが違うの?
自動車税と自動車重量税、どちらも自動車にかかる税金です。
ですが、いろいろと違う点があります。
簡単に自動車重量税と自動車税の違いを表にすると、こんな感じ。
自動車税 | 自動車重量税 | |
---|---|---|
どこに納める税金か | 都道府県 | 国 |
納める場所 | コンビニや銀行の窓口などで | 運輸支局で |
納税する日 | 原則、毎年5月31日までに | 車検証を発行するとき |
税金の金額 | 自動車の排気量に応じて高くなる | 自動車の重さに応じて高くなる |
このように、自動車重量税は自動車税とはまったく違う税金なんです。
何よりも、納めるタイミングが自動車税とはまったく異なります。
自動車重量税は、車検を受けるときに納める国税です
自動車重量税の納税義務は、法律の言葉を引用すれば、「自動車検査証(車検証)の交付を受ける者、あるいは車両番号の指定を受ける者」にあります。
わかりにくい表現ですが、自動車を新規登録したり、車検を受けるときに納付する税金ということです。
でも、あまり自分で納税しているという実感はわかないかも知れません。
なぜなら、車検を受けるとき、車検代金と一緒に重量税も支払っているから。
車屋さんやディーラー、車検代行業者に車検をお願いする際、車検代金として自動車重量税も請求されているんです。
自動車重量税はいくら払うの?税額を知りたい!
自分で払っているという自覚がないとはいえ、実際にいくら払っているのか気になりますよね。
先ほどお伝えしたとおり、自動車重量税は、自動車の重さに応じて税額が変わってきます。
自動車重量税の税額は、以下のとおりです。
※車種例はあくまで例示であり、シリーズなどによって重量が異なる場合もあります。
表をみて分かるように、なかなか高額な税金です。
特に、軽自動車と2.5t~3tの車の重量税を比較すると、6倍もの違いがあります。
残念ながら、自動車重量税は法律で決まっている税金なので、車検証を受け取るためにはどうしても払う必要があります。
車検費用を節約したいなら、あまり重くない車に乗るか、車検代行費用が割安な車検業者に依頼するしかありません。
車検代行費が安い業者を探すなら
車検費用を少しでも抑えるなら、ディーラー車検ではなく、もっと安く車検をやってくれる業者を探しましょう!
自動車重量税などの法定費用は、今の車に乗っているかぎりは節約できません。
でも、車検代行費を割安で車検をしてくれる業者を探すことは可能です。
「EPARK」を使えば、自宅の郵便番号を入力するだけで、格安で車検をしてくれる近くのお店が分かります
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