自動車税の納期限は、基本的に5月末日までです。
※地域によっては6月末までのところもあるようです
5月以降に自動車を廃車にしようと思っている場合、自動車税はどうすればよいのでしょう?
払わないまま放置しておいてもいいのか、納税した方がいいのか・・・。
廃車予定でも、自動車税は納税しないといけません!
結論からいうと、車を廃車にするとしても、自動車税は納める必要があります。
自動車税は、廃車などの抹消登録をすれば、自動車税の減額を受けられます。
たとえば、排気量が1000cc~1500ccの普通乗用車の場合、自動車税は34,500円です。
この車を、仮に5月に廃車し、抹消登録を済ませた場合の自動車税は、4月と5月の、2か月分だけです。
実際に納税すべき自動車税の額は、34,500円×2/12=5,750円ですが、100円未満は切り捨てというルールがあるので、5,700円だけ納税義務があります。
ですから、4月か5月に廃車にした場合は、車を廃車した証明書を持って役所の納税窓口に行けば、月割り分の自動車税だけ納税しておしまいです。
このように、廃車にする場合でも、月割りの税額を納税しなければいけません。
廃車にした場合の自動車税の計算方法は、以下の記事でも記載していますから参考にしてみてください。
https://zidoushazei.com/wbasic/haisha01/
廃車が遅れる場合は、いったん一年分納税した方がお得です
6月以降に廃車にするという場合だと、自動車税の納期限よりもあとで廃車するということになると思います。
廃車するつもりだから自動車税の納税を保留する・・・というのは得をしないどころか、結果的にあなたが損をする可能性があります。
その理由を4つ、ご説明します。
1 あらかじめ納めた自動車税は廃車すれば還付される
あらかじめ自動車税を一年分納めた自動車を、あとから廃車など抹消登録した場合、月割りで納めた自動車税が還付されます。
たとえば、さきほどの例で出した車の場合、年額34,500円の車を5月に廃車にした場合、自動車税は5,700円に減額されます。
この車の自動車税をあらかじめ、一年分の34,500円払っていたとしても、あとから34,500-5,700=28,800円が還付されます。
ですから、廃車する前に納税したとしても、あなたが損をすることは絶対にないんです。
2 自動車の廃車のために納税証明書が必要な場合がある
車屋さんによっては、廃車手続きを受け付ける際に、納税証明書の提出を求められます。
納税証明書の提出は、法的な根拠がある取り扱いではなく、あくまで車屋さん独自のルールですが、最近はほとんどの車屋さんが納税証明書を提出させているようです。
自動車税を納税したときに、納税証明書というものが発行されるので、これを提示しないと廃車手続きを受けてもらえない可能性があるのです。
5月までに自動車を廃車にするという場合であれば、前年度の自動車税の納税証明書が有効です。
たとえば、平成30年度の自動車税を納めたときに発行される納税証明書は、平成31年の5月末日まで証明書として効力があります。
ですが、6月以降は、平成31年度の自動車税の納税証明書がないと、廃車手続きを受け付けてもらえない場合があるんです。
廃車にしてから納税しようと思っていると、そもそも廃車手続きができずにスケジュールがうしろ倒しになり、本来納める必要のない税金を納める必要が出てくるかもしれないんです。
廃車が1ヶ月遅れれば、自動車税は1か月分高くなりますから、さっさと納税しておかないと損をするかもしれません。
納税が遅くなれば、延滞金や手数料を取られる場合も
自動車税を納めないまま放置していると、いずれ督促状が自宅に届きます。
督促状の発行手数料として、自動車税とは別にいくらか追加で請求されてしまうかもしれません。
自治体によっては督促手数料を取っていないところもありますが、法律では督促手数料を取ることが認められています。
郵送代金や督促状などの印刷費なども私たちの税金を使って払っているわけですから、督促という「行政サービス」を受ける人は、相応の手数料を払うことになります。
また、納税があまりに遅くなると、延滞金が追加で請求されます。
延滞金を払うのは本当にもったいないですから、早々に自動車税を払っておくことをおすすめします。
自動車税の納期限以降は、コンビニやクレジットカード払いができない
自治体によりますが、基本的にコンビニ納税やクレジットカード納税は、納期限内しかできません。
コンビニやクレジットカード会社との契約手数料はけっこう高いらしく、納期限を過ぎたら納税代行の契約を更新しないようです。
つまり、納期限を過ぎてしまうと、銀行などの金融機関か、役所の納税窓口のどちらかでしか納税できなくなるのです。
銀行も役所も、平日の日中しか営業していませんから、働いている人にとってはなかなか納税にいくのが大変ですよね。
でも、納税しないと延滞金がかかったり、財産を差押えられたりします。
場合によっては、勤務先に連絡がいくこともありますから、そうなる前に、仕事を休んででも納税する必要があります。
https://zidoushazei.com/category5/sashiosae04/
納期内であれば、どんなに遅い時間でもコンビニで納税できますから、結果的にお得だと思いませんか?
廃車の手続きも納税もお早めに!
納税が遅れれば遅れるほど、あなたは損をすることばかりです。
廃車が納期内に終わらなそうだと感じたら、とりあえず年額を納税してしまいましょう。
また、廃車をするのが早ければ早いほど、自動車税は安く済みます。
もう乗る予定がない車が自宅に眠っているのであれば、今すぐにでも廃車の見積もりをしてみては?
近くの車屋に廃車を依頼すると手数料がかかりますが、廃車を買取してくれる業者もありますよ!
その中でも、カーネクストは廃車・不動車の買い取り実績に定評あり!参考にしてみてください。
コメント